カバーズ2

JERO( ジェロ ) カバーズ2歌詞
1.待っている女

作詞:山口洋子
作曲:藤本卓也

消え残る 街あかり
女は待ってる
肩すぼめ 衿を立て
冷たい ほら風の中
頬つたう ひとしずく
女は泣いてる
三日月は 片想い
冷たく ほらビルの上
あー あの人は来ない
あー 恋は終わりか
これきりで このままで
落葉が舞うよに…
淋しげな あの女
あそこで ほら待っている
遠ざかる 二人連れ
女は見送る
その先は 曲り角
冷たい ほら夜の道
あーあの人は何処に
あー 夢は散るのか
この胸で この指で
約束したのに…
霧の中 あの女
いつまでも ほら待っている


2.思秋期

作詞:阿久悠
作曲:三木たかし

足音もなく 行き過ぎた
季節を ひとり見送って
はらはら涙あふれる 私十八

無口だけれどあたたかい
心を持ったあのひとの
別れの言葉抱きしめ やがて十九に

心ゆれる秋になって 涙もろい私
青春はこわれもの 愛しても傷つき
青春は忘れもの 過ぎてから気がつく

ふとしたことではじめての
くちづけをしたあのひとは
ごめんといったそれきり 声もかけない

卒業式の前の日に
心を告げに来たひとは
私の悩む顔見て 肩をすぼめた

誰も彼も通り過ぎて 二度とここへ来ない
青春はこわれもの 愛しても傷つき
青春は忘れもの 過ぎてから気がつく

ひとりで紅茶のみながら
絵葉書なんか書いている
お元気ですかみなさん
いつか逢いましょう

無邪気な春の語らいや
はなやぐ夏のいたずらや
笑いころげたあれこれ 思う秋の日


3.愛人

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あなたが好きだから それでいいのよ
たとえ一緒に街を 歩けなくても
この部屋にいつも 帰ってくれたら
わたしは待つ身の 女でいいの
尽して 泣きぬれて そして愛されて
時がふたりを 離さぬように
見つめて 寄りそって そしてだきしめて
このまま あなたの胸で 暮らしたい

めぐり逢い少しだけ 遅いだけなの
何も言わずいてね わかっているわ
心だけせめて 残してくれたら
わたしは見送る 女でいいの

尽くして 泣きぬれて そして愛されて
明日がふたりを こわさぬように
離れて 恋しくて そして会いたくて
このまま あなたの胸で 眠りたい

尽くして 泣きぬれて そして愛されて
明日がふたりを こわさぬように
離れて 恋しくて そして会いたくて
このまま あなたの胸で暮らしたい


4.折鶴

作詞:安井かずみ
作曲:浜圭介

誰が教えてくれたのか
忘れたけれど折鶴を
無邪気だったあの頃
今は願いごと
折ってたたんで 裏がえし
まだおぼえてた 折鶴を
今 あの人の胸に とばす 夕暮れどき
「わたしは待っています」と伝えて
いつでも きれいな夢を
色んなことが あるけれど
それは誰でも そうだけど
悔いのない青春を 詩って歩きたい

誰に教ったわけじゃなく
忘れられない面影を
これが恋と気づいた
そよ風の季節
会って別れて 会いたくて
白い指先 折鶴に
人に言えない想い 託す夕暮れどき
「わたしは大好きです」と伝えて
小さな夢が 燃えてる
泣いて笑って 明日また
それはいつでも そうだけど
青い空の心で あなたを愛したい


5.羅生門

作詞:新本創子
作曲:浜圭介

どしゃぶり雨に もろ肌脱いで
鬼がいるなら 獲らねばならぬ
男 阿修羅の 羅生門
む…む…おおおおう…
おのれの影を 信じれば
この世に恐れる…
この世に恐れる ものは無い

かがり火燃える 瞳をして誘う
俺の女も どこかへ消えた
男 捨て身の 羅生門
む…む…おおおおう…
夜桜散らし くちづけた
むかしが瞼に…
むかしが瞼に 狂い咲く

野猿のように 傷つきたおれ
流すこの血は なみだじゃないぜ
男 魔性の 羅生門
む…む…おおおおう…
ぎらつく幻夢(ゆめ)が 欲しければ
命の祭りへ…
命の祭りへ 舞いもどれ


6.黄昏

作詞:岸田智史
作曲:岸田智史

枯葉散る季節になって 靴音さえも消えました
何故でしょうか…淋し過ぎて胸の震え止まらない
コート無しの身体寄せて 歩く二人は恋人なのに
追いかけても 今あなたの心何処に遊んでいるの

いつも通りにあの角まで送ってくれますか?
ふりむかないで お別れに心が心が乱れます…
黄昏の街を行く 一人ぼっちの長い影
離れてても あなただけは陽ざしの中歩いてほしい…

あなたをもっと知りたかった 私をもっと見せたかった
それも無理ね…このままでは思い出さえも壊れそうだもの

いつも通りにあの角まで送ってくれますか?
ふりむかないで お別れに涙が涙がこぼれます…
黄昏の街を行く 一人ぼっちの長い影
離れてても あなただけは陽ざしの中歩いてほしい


7.雪國

作詞:吉幾三
作曲:吉幾三

好きよ あなた 今でも 今でも
暦はもう少しで 今年も終りですね
逢いたくて 恋しくて 泣きたくなる夜
そばにいて 少しでも 話を聞いて
追いかけて 追いかけて
追いかけて… 雪國

窓に落ちる 風と雪は
女ひとりの部屋には
悲しすぎるわ あなた
酔いたくて 泣きたくて ふるえる唇
そばに来て 少しでも わがまま聞いて
追いかけて 追いかけて
追いかけて… 雪國

好きな人はいるの あなた
バカね バカな女ね
意地をはってた私
逢いたくて 夜汽車乗る デッキの窓に
とめどなく 頬伝う 涙のあとを
追いかけて 追いかけて
追いかけて… 雪國

逢いたくて 恋しくて 泣きたくなる夜
そばにいて 少しでも 話を聞いて
追いかけて 追いかけて
追いかけて… 雪國


8.初めての街で

作詞:永六輔
作曲:中村八大

初めての街で いつもの酒
ちょっと気取って 一人ぼっち
初めての人と いつもの酒
気障に口説いて みたりする みたりする

初めての店で いつもの酒
飲み方一つで 馴染みの客
初めての別れに いつもの酒
達者でいろよ 又逢おう 又逢おう

初めての涙に いつもの酒
ふってふられて 又 惚れて
いつもの肴で いつもの酒
やっぱり俺は 一人じゃない 一人じゃない
一人じゃない